父の日っていつ?由来から世界の「お父さんありがとう」事情までご紹介!
「父の日」が近づくと、「今年はいつだっけ?」と気になりますよね。毎年日付が変わるから、うっかり忘れてしまいそう…という方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな「父の日」がいつなのか、その由来や、世界ではどのように「お父さんありがとう」の気持ちを伝えているのか、世界の父の日事情まで詳しくご紹介します。これを読めば、今年の父の日がもっと特別なものになるはずですよ!
「父の日」はいつ?毎年変わる日付をチェック!
日本の「父の日」は、毎年6月の第3日曜日と定められています。
母の日が5月の第2日曜日なのと同じように、父の日も年によって日付が変わる移動祝日です。そのため、毎年正確な日付をチェックする必要がありますね。
- 2025年の父の日: 6月15日(日)
- 2026年の父の日: 6月21日(日)
カレンダーに印をつけておくなどして、忘れずに準備を進めましょう!
「父の日」ってどうしてできたの?その由来
「父の日」の起源は、20世紀初頭のアメリカにあります。いくつか説がありますが、最も広く知られているのは、ある女性の感動的なエピソードです。
ソノラ・スマート・ドッド婦人の提案
1909年、アメリカのワシントン州に住むソノラ・スマート・ドッドという女性が、牧師協会に「母の日のように父に感謝する日を設けてほしい」と提案しました。
彼女の父親は、南北戦争の退役軍人で、男手一つで6人の子供たちを育て上げました。ドッド婦人は、その父親の苦労と深い愛情に感謝し、父に敬意を表する日を作りたいと強く願ったのです。
この提案は多くの人々の共感を呼び、彼女の父親の誕生月である6月に祝うことになりました。そして、1916年には当時のウッドロー・ウィルソン大統領が父の日を提唱し、1972年にはリチャード・ニクソン大統領によって、6月の第3日曜日が正式に「父の日」として国の祝日と定められました。
日本に「父の日」が広まったのはいつ?
日本に「父の日」の概念が伝わったのは、1950年代頃からと言われています。デパートなどが販売促進のために紹介し始めたのがきっかけですが、一般に広く浸透したのは、1980年代に入ってからだそうです。
当初はバラを贈る習慣がありましたが、現在ではプレゼントの内容は多岐にわたり、ネクタイやシャツ、お酒、グルメ、趣味の品など、お父さんの好みに合わせた様々な贈り物が選ばれています。
世界の「父の日」事情!国によって違うお祝いの方法
「父の日」は世界共通の記念日ですが、国や地域によってお祝いの仕方や時期が異なります。
アメリカ・カナダ・イギリスなど多くの国
日本と同じく、6月の第3日曜日に祝います。プレゼントを贈ったり、家族で食事をしたりして過ごすのが一般的です。シンボルの花は「バラ」ですが、亡くなった父には白いバラ、健在の父には赤いバラを贈る習慣もあります。
ドイツ
ドイツの「父の日(Vatertag)」は、イースターから39日後のキリスト昇天祭(キリストが天に昇ったとされる日)にあたります。移動祝日のため毎年日付が変わりますが、5月頃になることが多いです。
この日は男性たちが集まってビールを飲んだり、ハイキングに出かけたりする習慣があり、「男の日(Herrentag)」とも呼ばれています。日本やアメリカとは少し異なる、お祭り的な雰囲気があるのが特徴です。
オーストラリア・ニュージーランド
これらの国々では、9月の第1日曜日に「父の日」を祝います。南半球にあるため、季節が日本とは逆で、9月は春にあたります。家族でピクニックに出かけたり、バーベキューを楽しんだりして過ごすことが多いようです。
タイ
タイの「父の日(ワン・ポー)」は、プミポン前国王の誕生日である12月5日です。この日はタイの祝日にもなっており、家族がお揃いの黄色い服を着て、国王と父親に敬意を表す行事が行われます。黄色は国王のシンボルカラーです。
まとめ:感謝の気持ちを伝える大切な日
「父の日」は、毎年6月の第3日曜日。普段なかなか伝えられないお父さんへの感謝の気持ちを伝える、年に一度の大切な日です。
その由来を知ることで、この記念日がより意味深いものに感じられますね。世界には様々な父の日の過ごし方がありますが、どの国でも共通しているのは、「お父さんありがとう」という温かい気持ちです。
今年の父の日には、あなたなりのお父さんへの感謝を形にして伝えてみませんか?