「これって何の虫!?」お家の虫を速攻判定!見分け方と対策ガイド


家の中で見慣れない虫を見つけると、「これって何の虫だろう?」「もしかして害虫!?」と不安になりますよね。虫の種類が分かれば、必要以上に怖がらずに済みますし、何より効果的な対策を立てることができます。

今回は、アース製薬の「害虫駆除なんでも事典」も参考にしながら、家によく出る虫の簡単な見分け方と、それぞれの虫に合わせた対策方法をわかりやすくご紹介します。もう虫を見てもパニックにならない!冷静に対処するための知識を身につけましょう。

見つけた虫、あなたはどれ?【タイプ別】お家の虫を判定!

まずは、家でよく見かける虫をいくつかのタイプに分けて、それぞれの特徴と代表的な虫をご紹介します。


タイプ1:素早く動き回る「動きの速い系」

ゾワッとする嫌われ者の代表格。動きが素早く、捕まえにくいのが特徴です。

  • ゴキブリ(クロゴキブリ、チャバネゴキブリなど)
    • 特徴: 黒褐色〜茶褐色で光沢があり、扁平な体形。脚が長く、非常に素早い動き。夜行性。
    • 見分け方: 大きさ(クロゴキブリは大型、チャバネゴキブリは小型)、色、触角の長さ。
    • 主な出没場所: キッチン、お風呂、下水周り、家電の裏など、暖かく湿気があり、食べ物のカスがある場所。
    • 対策のヒント: 徹底した清掃と食べ物の管理。毒エサ剤(ベイト剤)の設置、隙間を塞ぐ。
  • ハエ(イエバエ、ショウジョウバエなど)
    • 特徴: 羽があり、空中を飛び回る。種類によって大きさは様々。不衛生な場所を好む。
    • 見分け方: 体の大きさ、色、飛び方。
    • 主な出没場所: キッチン(生ゴミ、食べ物)、ゴミ置き場、窓際。
    • 対策のヒント: 生ゴミの密閉・こまめな処理、排水溝の清掃、ハエ取り器や殺虫スプレーの活用。
  • カツオブシムシ
    • 特徴: 体長数ミリ〜1cm程度。丸みを帯びた卵型で黒っぽい体にまだら模様があることも。幼虫は毛むくじゃら。
    • 見分け方: 乾燥食品や衣類(特にウールや絹)の近くで見かけることが多い。
    • 主な出没場所: 引き出しの中、クローゼット、食品庫。
    • 対策のヒント: 衣類や食品の密閉保管、定期的な清掃と換気、防虫剤の使用。

タイプ2:ジメジメした場所が好き「湿気好き系」

水回りや日当たりの悪い場所でよく見られます。

  • ダンゴムシ、ワラジムシ
    • 特徴: 体が硬く、団子のように丸まる(ダンゴムシ)。ワラジムシは丸まらない。どちらも灰色で平たい体。
    • 見分け方: 触った時の反応(丸まるか否か)。
    • 主な出没場所: 庭の石の下、植木鉢の下、浴室やキッチンの排水溝周りなど、湿気の多い暗い場所。
    • 対策のヒント: 湿気を取り除く(換気、水たまりをなくす)、住居周辺の整理整頓。
  • ヤスデ、ゲジゲジ、ムカデ
    • 特徴: ヤスデは体が細長く足が多い(触ると丸まることも)。ゲジゲジは足が非常に長く、動きが速い。ムカデは体節ごとに一対の足があり、毒を持つ種類も。
    • 見分け方: 足の数、体の節、動きの速さ。
    • 主な出没場所: 庭、風呂場、洗面所、湿気の多い場所の隙間。
    • 対策のヒント: 侵入経路を塞ぐ、落ち葉や石の下など隠れ場所をなくす、殺虫剤の使用。

タイプ3:小さな隙間から侵入「隙間好き系」

知らないうちに家の中に忍び込んでいることがあります。

  • アリ(イエヒメアリ、クロヤマアリなど)
    • 特徴: 小さく、集団で行動する。列をなして移動する。
    • 見分け方: 行列を作っているか、食べ物に群がっているか。
    • 主な出没場所: キッチン、食べ物の近く、窓枠や壁の隙間、庭。
    • 対策のヒント: 食べ物を密閉保管、アリの巣コロリ(毒エサ剤)の設置、侵入経路を塞ぐ。
  • クモ
    • 特徴: 8本足。網を張る種類と張らない種類がいる。
    • 見分け方: 足の数。
    • 主な出没場所: 窓際、部屋の隅、物陰、庭。
    • 対策のヒント: 積極的に駆除する必要はないが、気になる場合はホウキで払う、市販の殺虫剤を使用。
  • ダンゴムシ、ワラジムシ(上記「湿気好き系」と重複しますが、隙間からも入ります)

タイプ4:飛ぶのが得意「羽付き系」

フワフワと飛んだり、衣類を食害したりする厄介者です。

  • 蚊(アカイエカ、ヒトスジシマカなど)
    • 特徴: 細長く、吸血する。特有の羽音。
    • 見分け方: 細長い体、羽音、刺され跡。
    • 主な出没場所: 水たまりのある場所(ボウフラの発生源)、室内(特に夏)。
    • 対策のヒント: 水たまりをなくす(ボウフラ対策)、蚊取り線香、蚊よけスプレー、網戸の設置。
  • コバエ(ショウジョウバエ、チョウバエなど)
    • 特徴: 体長数ミリの小さなハエ。飛び方がフワフワしている。
    • 見分け方: 体の小ささ、飛び方。
    • 主な出没場所: 生ゴミ、排水溝、観葉植物の土、風呂場など。
    • 対策のヒント: 生ゴミの密閉、排水溝の清掃、コバエ駆除剤の設置。
  • カメムシ
    • 特徴: 緑色や茶色で扁平な体。独特の強い臭いを放つ。
    • 見分け方: 体形と臭い。
    • 主な出没場所: 洗濯物、窓際、布団の中など。秋口に家の中に侵入してくることが多い。
    • 対策のヒント: 網戸や窓の隙間を塞ぐ、洗濯物の取り込み時によく確認、カメムシ用スプレー。

虫を見つけたら、まず何をすればいい?共通の対策

虫の種類を特定したら、それぞれの対策を講じるのが基本ですが、どんな虫にも共通する「基本のキ」があります。

  1. 落ち着いて、まずは写真を撮る: 慌てず、可能であれば虫の写真を撮っておくと、後で種類を特定したり、専門家に相談したりする際に役立ちます。
  2. 清掃と片付け: どんな虫も、食べカスや汚れ、隠れる場所がある場所を好みます。徹底的な清掃と整理整頓は、すべての害虫対策の基本です。
  3. 侵入経路を塞ぐ: 窓やドアの隙間、換気扇、排水溝など、虫が侵入しそうな場所を点検し、隙間テープやパテなどで塞ぎましょう。網戸の破れも修理を。
  4. 市販の駆除剤を活用: 虫の種類に合わせた殺虫スプレー、毒エサ剤、粘着シートなどを適切に使用しましょう。使用説明書をよく読み、安全に配慮して使ってください。
  5. 湿気対策: 多くの虫は湿気を好みます。換気をこまめに行い、水回りや部屋の湿気を除去しましょう。

まとめ:虫を知って、快適な住まいを取り戻そう!

家の中で虫を見つけるのは嫌なものですが、その虫がどんな種類かを知ることで、必要以上に恐れることなく、的確な対策を立てることができます。今回ご紹介した見分け方と対策を参考に、あなたのお家を虫が寄り付かない、快適な空間にしていきましょう。

もし自分で対処しきれない場合は、迷わず害虫駆除の専門業者に相談するのも一つの手です。プロの力を借りて、安心して過ごせる住まいを取り戻してくださいね。

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