「妻ばかり大変…」をなくしたい！不平等な共働き夫婦から卒業するヒント

 

共働きが当たり前になった今、「仕事も家事も育児も、なぜか私ばかりが負担している…」と感じる奥様は少なくありません。夫婦で協力し合っているつもりでも、いつの間にか不平等な状況になってしまうのは、なぜなのでしょう？

この記事では、そんな「妻にばかり負担がかかる不平等な共働き夫婦」という状況から抜け出し、お互いが笑顔でいられる関係を築くための具体的なヒントをご紹介します。夫婦で一緒に読んで、より良い未来を築くきっかけにしてくださいね。

なぜ不平等になってしまうの？共働き夫婦にありがちな落とし穴

「まさか、うちのこと！？」と思うかもしれませんが、多くの共働き夫婦が陥りやすい共通の落とし穴があります。

• 「名もなき家事」の存在を見落としている: ゴミ出しや料理、洗濯など目に見える家事以外にも、「トイレットペーパーの補充」「洗剤の詰め替え」「献立を考える」「子どもの持ち物準備」など、細かいけれど毎日発生する「名もなき家事」がたくさんあります。これらはたいてい、妻が担っていることが多いもの。数が多いため、知らず知らずのうちに大きな負担になっています。
• 「得意な方がやる」の罠: 「料理は妻が得意だから」「力仕事は夫がやるから」と、得意分野で分担するのは一見合理的ですが、結果的に負担が偏ることがあります。特に、妻側の方が「家事のレベルが高い」と判断され、多くの家事を任されがちになる傾向があります。
• 家事・育児の「見えない労働」を軽視している: 家事や育児は、単に作業をするだけでなく、「いつ、何を、どうするか」を考え、段取りし、指示を出すといった「マネジメント」の側面があります。この「頭を使う労働」は目に見えにくく、夫側がその存在を認識しにくいことがあります。
• 話し合いの不足やズレ: 「大丈夫？」「手伝おうか？」という言葉があっても、具体的に何を手伝えばいいか分からなかったり、妻側も「言わなくてもわかってほしい」と思ってしまったりして、具体的な話し合いが不足しているケースです。

夫婦で笑顔に！不平等を解消するための具体的なステップ

では、どうすればこの不平等を解消し、お互いが納得できる協力体制を築けるのでしょうか。具体的なステップをご紹介します。

1. 現状を「見える化」する！家事・育児の棚卸しをしよう

まずは、夫婦それぞれがどんな家事・育児をどのくらい行っているのか、具体的に書き出してみましょう。

• リストアップ: 一週間、夫婦それぞれが担当した家事や育児のタスクを、どんなに小さなことでもいいのでリストアップしてみます。
  • 例：「朝食の準備」「食器洗い」「ゴミ出し」「洗濯物を取り込む」「子どもの保育園準備」「お風呂掃除」「買い出しリスト作成」「トイレットペーパー補充」など。
• 時間と労力を記録: それぞれのタスクにどれくらいの時間や労力がかかったか、簡単なメモでもいいので加えてみましょう。
• 感情も共有: 「この家事は負担に感じる」「これは楽しい」といった感情も共有できると、お互いの理解が深まります。

この「見える化」で、「名もなき家事」の存在や、どちらかに負担が集中している状況が客観的に浮き彫りになるはずです。

2. 率直に「話し合う」時間を設ける

リストアップした内容をもとに、冷静に、そして建設的に話し合う時間を作りましょう。

• 非難しない、責めない: 大切なのは、相手を責めるのではなく、「今の状況を一緒に良くしていきたい」という姿勢です。
• 具体的に伝える: 「手伝ってほしい」だけではなく、「〇〇（具体的に家事の項目）を、〇〇（いつ、どのくらい）やってほしい」と具体的に伝えましょう。
• 相手の意見も聞く: 相手がどんなことを負担に感じているか、どんな家事ならできそうか、耳を傾けましょう。

3. 「完璧」を手放す勇気を持つ

特に妻側が抱えがちなのが、「家事は完璧にこなさなければ」という思い込みです。

• 「完璧主義」の卒業: 夫がやった家事がたとえ完璧でなくても、まずは「ありがとう」と感謝の気持ちを伝え、任せてみましょう。少しずつ慣れていけば、クオリティも上がっていくはずです。
• 家事のハードルを下げる: 「毎日料理しなくてもいい」「時短家電を積極的に導入する」「時には外食やデリバリーに頼る」など、家事全体の負担を減らす工夫も大切です。

4. 得意・不得意だけでなく「役割」で分担する

「得意だから」で固定するのではなく、**「曜日や時間帯」「タスクの種類」**で役割分担をしてみましょう。

• 例:
  • 夫が「ゴミ捨て担当」「お風呂掃除担当」
  • 妻が「献立作成担当」「洗濯担当」
  • 朝の準備は夫、夜の片付けは妻など、時間帯で分ける
• 定期的に見直す: 家族の状況やライフスタイルの変化に合わせて、役割分担を定期的に見直す時間を設けることが重要です。

5. 感謝の気持ちを伝え合う

どんなに小さなことでも、相手がしてくれたことに対して「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることは、良好な関係を築く上で非常に大切です。

• 言葉に出して伝える: 「いつも洗濯ありがとう」「ゴミ出し助かるよ」など、具体的に感謝の言葉を伝えましょう。
• ねぎらいの言葉: 相手の頑張りを認め、ねぎらいの言葉をかけることで、モチベーションを保つことができます。

夫婦で協力し合う「チーム」になろう！

不平等な共働きを解消することは、どちらかが「我慢する」ことではありません。夫婦がお互いを尊重し、支え合う「チーム」になるための大切なプロセスです。

最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、今回のヒントを参考に、ぜひ夫婦で話し合い、より良いバランスを見つけてください。お互いが笑顔で、心に余裕を持てる夫婦関係は、きっと家族みんなの幸せにつながるはずです。