採用担当者に響く! 看護師の履歴書の書き方・提出方法を徹底解説

 

転職を考えている看護師さんにとって、履歴書はあなたの「顔」となる大切な書類です。採用担当者は、履歴書を通してあなたのスキルや経験だけでなく、人柄や仕事への熱意を見ています。「どう書けば自分の魅力が伝わるの?」「これで合ってるかな?」と、書き方に悩むこともありますよね。

この記事では、看護師さんの履歴書作成に特化し、採用担当者の心に響く履歴書の書き方から、効果的な志望動機・自己PRの作成術、さらには提出方法の注意点まで、徹底的に解説します。これさえ読めば、自信を持って応募書類を提出し、理想の職場への第一歩を踏み出せるはずです!


1. 履歴書作成の基本ルール:押さえておきたいポイント

まずは、どんな履歴書にも共通する基本的なルールを確認しましょう。

  • 手書き vs パソコン:

    • 手書き: 丁寧な印象を与えやすく、文字から人柄が伝わることも。しかし、書き損じのリスクがあり、時間がかかります。

    • パソコン: 修正が簡単で、見やすく整った印象を与えられます。複数の応募先に合わせて微調整しやすいのもメリットです。

    • どちらが良いかは応募先によるため、指定がなければ自分が得意な方を選びましょう。

    • 手書きの場合は、誤字脱字がないよう丁寧に、黒のボールペン(消せるボールペンはNG)で書きましょう。

  • 誤字脱字のチェック: 完成したら、必ず複数回見直し、誤字脱字がないか確認してください。可能であれば、他の人にも見てもらうと安心です。

  • 写真: 3ヶ月以内に撮影した、清潔感のある証明写真を貼りましょう。スナップ写真や加工した写真はNGです。

  • A4サイズが一般的: 市販の履歴書やダウンロードするフォーマットはA4サイズ(2枚組)が主流です。B5サイズよりも情報を多く記載できます。


2. 各項目の書き方:あなたの魅力を最大限に引き出す!

履歴書の各項目は、採用担当者にあなたをアピールするチャンスです。具体的にどう書けば良いのか見ていきましょう。

1. 基本情報(氏名・住所・連絡先など)

  • 氏名: 丁寧に楷書で記入します。ふりがなは、ひらがなで記載しましょう。

  • 現住所・連絡先: 正確に記入し、電話番号は日中連絡がつきやすい携帯電話の番号を記載します。メールアドレスは、採用担当者が見やすいよう、ビジネスに適したシンプルなものにしましょう。

2. 学歴・職歴

  • 学歴:

    • 中学校卒業から記載するのが一般的です。

    • 学校名、学部、学科(看護学科など)を正式名称で記入します。

    • 入学・卒業年月を正確に記載しましょう。

    • 病院に併設されている看護学校の場合は、その旨も記載すると良いでしょう。

  • 職歴:

    • 全ての病院・施設を正式名称で記載します。「○○病院 入職」のように記入し、退職時も「一身上の都合により退職」と簡潔に記載します。

    • 異動や昇進があった場合は、その旨も記載するとキャリアパスが分かりやすくなります。(例:「○○病棟へ異動」など)

    • 短期間の転職が多い場合は、職務経歴書で補足説明をすると良いでしょう。

    • 最後に「以上」と右詰めで記入します。

3. 免許・資格

  • 取得年月日の古い順に記載します。

  • 看護師免許は必須なので忘れずに記載しましょう。

  • その他、保健師、助産師、認定看護師、専門看護師、BLS/ACLSなどの資格、運転免許などもあれば記載します。

  • 受験予定の資格があれば、「○○看護師国家試験 受験予定」と記載しても良いでしょう。

4. 志望動機:なぜこの病院(施設)で働きたいのか?

履歴書の中でも特に重要視される項目です。単なる興味ではなく、「なぜこの病院(施設)なのか」を具体的に伝えましょう。

  • 病院(施設)を選んだ理由: 病院の理念、診療方針、専門分野、地域医療への貢献、教育体制、患者層などに触れ、なぜ惹かれたのかを具体的に述べます。

  • 自身の経験・スキルとの合致: これまでの看護経験や培ったスキルが、その病院でどのように活かせるのかを結びつけます。

  • 将来の展望: 入職後にどのように貢献したいか、どんな看護師を目指したいかなど、意欲を示す内容を盛り込むと良いでしょう。

  • NG例: 「家から近いから」「給料が良いから」など、条件面ばかりを強調するのは避けましょう。

【例文のポイント】

「貴院の**〇〇(具体的な特徴、例:地域包括ケアに力を入れている点)に感銘を受けました。私はこれまで〇〇(これまでの経験、例:急性期病棟で幅広い疾患の患者様を看てきました)の経験があり、貴院で培った〇〇(スキル、例:チームで連携する力)**を活かし、患者様とそのご家族に寄り添う看護を提供したいと考えております。」

5. 自己PR:あなたの強みと貢献度をアピール!

あなたの強みと、それが応募先でどう活かせるかをアピールする項目です。具体的なエピソードを交えると、説得力が増します。

  • 強みの具体例: コミュニケーション能力、問題解決能力、協調性、学習意欲、ストレス耐性、フットワークの軽さなど。

  • エピソードを交える: どんな状況で、どのようにその強みを発揮し、どんな結果が得られたのかを具体的に述べましょう。(例:「問題解決能力」をアピールするなら、実際にあった困難な状況と、それに対して自分がどう考え、どう行動し、どう改善されたかを具体的に書く。)

  • 応募先での活かし方: その強みが、応募先の業務やチームにどう貢献できるのかを明確に示しましょう。

【例文のポイント】

「私の強みは、患者様やご家族に寄り添い、丁寧なコミュニケーションを図れる点です。前職の〇〇病棟では、(具体的なエピソード、例:認知症の患者様との関わりにおいて、非言語的なサインを読み取ることで、不安軽減に繋がった経験があります)。この経験で培った傾聴力と観察力を活かし、貴院でも患者様一人ひとりに合わせた質の高い看護を提供できるよう努めてまいります。」

6. 本人希望記入欄

  • 原則として「貴院(貴施設)の規定に従います」と記載しましょう。

  • どうしても譲れない希望(例:夜勤ができない、特定の部署を希望など)がある場合は、簡潔に記載します。ただし、記載することで採用に不利になる可能性もあるため、慎重に検討しましょう。


3. 履歴書の提出方法:最後まで気を抜かない!

せっかく完璧な履歴書を作成しても、提出方法を間違えると印象が悪くなってしまいます。

  • 郵送の場合:

    • クリアファイルに入れる: 履歴書は折れ曲がらないよう、クリアファイルに入れてから封筒に入れます。

    • 送付状を同封する: 履歴書だけでなく、送付状(添え状)を同封するのがマナーです。送付状には、簡単な挨拶、応募の旨、同封書類の内容などを記載します。

    • 宛名の書き方: 病院名や採用担当者名を正確に記載します。「○○病院 御採用ご担当者様」のように記載しましょう。

    • 切手: 郵便料金を確認し、不足のないように切手を貼りましょう。

    • ポスト投函より郵便窓口から: 郵便窓口から出した方が、確実に郵便料金を払え、消印もきれいです。

  • 持参の場合:

    • 面接時に持参する場合は、クリアファイルに入れて、すぐに取り出せるようにしておきましょう。

    • 渡す際は、面接官に両手で丁寧に渡します。

  • メールの場合(データ提出):

    • PDF形式で送る: WordやExcel形式ではなく、PDF形式に変換して送るのが一般的です。誤って編集されるのを防ぎ、環境に依存せず表示できます。

    • ファイル名: 「履歴書_氏名」「履歴書_氏名_看護師」など、誰の何の書類か分かるようにしましょう。

    • 件名: 「【〇〇(氏名)】履歴書送付のお願い」など、分かりやすい件名にしましょう。

    • 本文: 簡潔に挨拶と応募の旨を記載し、添付ファイルがあることを明記します。


まとめ:履歴書はあなたの「熱意」を伝えるツール

看護師の履歴書は、あなたのこれまでの経験と、これから目指す看護の形、そして応募先への熱意を伝える大切なツールです。

  • 丁寧さ、正確さ、分かりやすさを心がける。

  • 志望動機と自己PRは具体的に、応募先のニーズと自身の強みを結びつけて書く。

  • 提出方法まで気を抜かず、マナーを守る

これらのポイントを押さえて、採用担当者に「この人に会ってみたい!」と思わせる魅力的な履歴書を作成してくださいね。あなたの新たなキャリアのスタートを心から応援しています!

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