自分でできる!エアコン掃除で電気代節約&快適空間
「エアコンの効きが悪くなった気がする」「なんだかカビ臭い…」そう感じたら、それはエアコンが汚れているサインかもしれません。エアコン内部にホコリやカビが溜まると、電気代が余計にかかるだけでなく、アレルギーの原因になることも。
でも、専門業者に頼むのはちょっと高いし、予約も面倒ですよね。実は、ご家庭でできるエアコン掃除のポイントを押さえれば、誰でも簡単にエアコンをきれいに保つことができるんです!
この記事では、自分でできるエアコン掃除の方法を徹底解説します。これを見れば、あなたも今日からエアコンをピカピカにして、電気代を節約しながら快適な空気の中で過ごせますよ!
エアコン掃除の重要性:なぜ必要?
エアコンを定期的にお掃除することには、たくさんのメリットがあります。
電気代の節約: ホコリやカビでフィルターが目詰まりすると、エアコンは余計な電力を使って空気を吸い込もうとします。フィルターをきれいにすれば、空気の通りが良くなり、余計な電気代をカットできます。
エアコンの寿命を延ばす: 汚れを放置すると、エアコン本体に負担がかかり、故障の原因になることも。こまめな掃除は、エアコンを長持ちさせる秘訣です。
カビ・ニオイ対策: エアコン内部は結露しやすく、カビが繁殖しやすい場所です。カビは不快なニオイの原因になるだけでなく、アレルギーやぜんそくなどの健康被害を引き起こす可能性も。
快適な空気: きれいなエアコンから出る空気は、ホコリやカビが少なく、より快適に過ごせます。
自分でできるエアコン掃除の範囲と頻度
ご家庭でできるエアコン掃除には、限界があります。無理せず、できる範囲で定期的に行いましょう。
フィルター: 2週間に1回〜月1回程度
ルーバー(風向板)や吹き出し口: 月1回程度
本体表面: 汚れが気になった時に
【注意】 エアコンの内部(熱交換器や送風ファンなど)の本格的な洗浄は、専門的な知識と技術、専用の洗剤が必要です。分解が必要になるため、無理に行うと故障の原因になります。年に1回程度、プロの業者に依頼することを検討しましょう。
準備をしよう! 掃除に必要なもの
エアコン掃除を始める前に、以下のものを準備しましょう。
掃除機
使い捨ての布やぞうきん(複数枚)
バケツ(または洗面器)
中性洗剤(食器用洗剤でOK)
歯ブラシや小さなブラシ
ゴム手袋
マスク
保護メガネ(汚れが飛び散る場合)
脚立や安定した踏み台
ゴミ袋(養生用)
エアコン送風口用のカビ取りスプレー(あれば)
いよいよ実践! エアコン掃除の手順
安全に配慮しながら、以下の手順でお掃除を進めましょう。
STEP 1:安全対策を徹底!
必ずブレーカーを落とす: 感電や故障を防ぐため、エアコン専用のブレーカーを必ず落としましょう。これが最も重要です。
周りを養生する: エアコンの下に、ゴミ袋や新聞紙などを広げて、床や家具が汚れないように養生します。
STEP 2:フィルターを外して掃除する
フロントパネルを開ける: エアコンの取扱説明書に従って、フロントパネルを開けます。
フィルターを外す: ホコリが落ちないようにゆっくりとフィルターを外し、大きなゴミ袋の中に入れます。
掃除機でホコリを吸い取る: フィルターの表側(ホコリが付いている側)から掃除機で優しくホコリを吸い取ります。
水洗いする: 浴室などで、フィルターの裏側からシャワーを当ててホコリを洗い流します。汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた液に浸して軽くブラシでこすり洗いしましょう。
しっかり乾燥させる: 水洗い後は、完全に乾かすことが重要です。カビの発生を防ぐため、日陰でしっかり乾燥させましょう。生乾きのまま戻さないでください。
STEP 3:本体やルーバーを拭き掃除する
本体表面を拭く: 固く絞ったぞうきんで、エアコン本体の表面のホコリや汚れを優しく拭き取ります。
ルーバー(風向板)を拭く: ルーバーのホコリやカビを、固く絞ったぞうきんで丁寧に拭き取ります。奥の方の汚れは、歯ブラシなどを活用しても良いでしょう。
もし、市販のエアコン送風口用カビ取りスプレーを使用する場合は、商品の説明書に従って使用してください。
吹き出し口の奥を覗く: 懐中電灯などで吹き出し口の奥を覗き、可能であれば見える範囲のホコリを拭き取ります。奥のファン部分の汚れは、プロに任せましょう。
STEP 4:フィルターを戻して完了
フィルターを取り付ける: 完全に乾いたフィルターを、元通りにエアコン本体に取り付けます。
フロントパネルを閉める: パネルをしっかりと閉めます。
ブレーカーを戻す: 最後にブレーカーを戻し、試運転して異常がないか確認しましょう。
【番外編】自動お掃除機能付きエアコンの場合
「うちのエアコン、自動お掃除機能が付いているから大丈夫!」と思っている方もいるかもしれません。しかし、自動お掃除機能は、フィルターのホコリを自動で除去してくれるものなので、完璧にきれいになるわけではありません。フィルター以外の部分や、フィルターの細かい部分の汚れは残ってしまうことがあります。
自動お掃除機能付きエアコンでも、定期的にフィルターをチェックし、汚れが気になったら手動でお手入れをすることをおすすめします。内部の洗浄は、やはり専門業者に依頼するのが安心です。
まとめ:自分でできる範囲から始めて、快適なエアコンライフを!
エアコンは、私たちの生活を快適にしてくれる大切な家電です。自分でできる範囲の掃除を定期的に行うことで、電気代の節約、エアコンの長寿命化、そして何よりもカビやニオイのないきれいな空気の中で過ごすことができます。
ブレーカーを落とすことを忘れずに!
フィルターはこまめに掃除し、しっかり乾燥させる。
ルーバーや吹き出し口も拭き掃除。
手の届かない内部の掃除はプロに任せる。