保育園の謝恩会って何をするの?幹事の経験談からわかる準備のコツ
保育園の卒園を祝う「謝恩会」。先生方への感謝を伝える大切な場ですが、「何をしたらいいの?」「幹事になったら大変そう…」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回は、実際に謝恩会の幹事を経験した方々の声も参考にしながら、会の内容から準備のポイントまで、スムーズに進めるためのコツをご紹介します。
謝恩会って、そもそも何をするの?
謝恩会は、子どもたちが卒園するにあたり、お世話になった保育園の先生方に感謝の気持ちを伝えるための会です。園児や保護者が主体となって企画・運営し、先生方を招待します。
一般的な会の内容は、以下のようなものが挙げられます。
- 開会の挨拶: 幹事や保護者代表から、会の始まりの言葉と先生方への感謝を伝えます。
- 食事・歓談: ケータリングやお弁当、軽食などを囲んで、先生方や保護者同士で和やかに交流します。
- 先生方への感謝の言葉・記念品贈呈: 園児や保護者から、先生方一人ひとりへ感謝の言葉を伝え、記念品や花束を贈ります。これが謝恩会のメインイベントとも言えるでしょう。
- 園児からの歌や出し物: 子どもたちが練習した歌やダンス、合奏などを披露します。先生方にとっても、子どもたちの成長を感じられる感動的な瞬間です。
- 保護者からの出し物: 先生方に楽しんでもらうために、保護者も出し物を企画することがあります。手作りの劇や、歌、スライドショーなどが人気です。
- 閉会の挨拶: 会の締めくくりと、今後の感謝を込めた言葉で終わります。
これら以外にも、ゲームや先生方へのサプライズ企画など、様々な工夫を凝らすことができます。
幹事を経験して痛感!謝恩会準備のリアルなコツ
「幹事になったらどうしよう…」と心配な方も大丈夫!事前にポイントを押さえておけば、負担を減らして楽しく準備を進められます。
1. 早めに「チーム」を作る!
幹事は一人で抱え込まず、複数人で協力体制を築くことが何よりも大切です。クラス委員や立候補で集まった保護者で「謝恩会実行委員会」のようなチームを作り、役割分担を明確にしましょう。
- 役割分担の例: 会場手配担当、プログラム企画担当、記念品・花束担当、会計担当、出し物担当、連絡係など。
- 週に一度など、定期的にミーティングを開くことで、情報共有や進捗確認がスムーズになります。
2. スケジュールをしっかり立てる!
準備は、卒園の3~4ヶ月前にはスタートするのが理想的です。特に、会場手配は早めに動かないと希望の場所が取れないことがあります。
【大まかな準備期間の目安】
- 3~4ヶ月前: 幹事決め、実行委員会の立ち上げ、予算の検討、会場のリサーチ・予約
- 2~3ヶ月前: プログラム内容の検討、記念品・花束の選定、出し物の企画・練習開始、先生方への出欠確認
- 1ヶ月前: 最終的な参加者数の確定、料理手配、出し物の最終調整、当日のタイムスケジュール作成
- 直前: 最終確認、役割の再確認、備品準備
3. 予算と役割分担は明確に!
お金のことはトラブルになりやすいので、最初に明確な予算を立て、保護者から集める会費もきちんと提示しましょう。会計担当者は、レシートなどをきちんと保管し、収支を明確に記録することが大切です。
また、それぞれの役割ごとに「いつまでに何をやるか」を具体的に決め、担当者が責任を持って進められるようにします。
4. 先生方への配慮を忘れずに
謝恩会は、先生方への感謝を伝える場です。先生方の意見や都合も考慮しながら、企画を進めましょう。
- 事前に希望を聞く: 食べ物の好みやアレルギー、参加できる時間帯などをさりげなく確認できると良いでしょう。
- 主役は先生: 出し物や記念品贈呈の際は、先生方が主役として気持ちよく過ごせるような演出を心がけましょう。
5. 「完璧」を目指しすぎない!
幹事を務める保護者の方々は、仕事や子育てで忙しい方がほとんどです。「完璧な会にしよう!」と頑張りすぎると、心身の負担が大きくなってしまいます。
- 「みんなで協力して、思い出に残る楽しい会にしよう」という気持ちで、無理のない範囲で準備を進めることが大切です。
- 多少うまくいかないことがあっても、みんなで力を合わせた過程こそが、良い思い出になります。
まとめ:感謝の気持ちが一番のご馳走!
保育園の謝恩会は、子どもたちの成長を喜び、先生方への感謝を形にする温かいイベントです。幹事という大役は大変なこともありますが、保護者同士の絆を深め、子どもたちにとっても忘れられない思い出になるはずです。
完璧を目指すのではなく、「感謝の気持ち」を伝えることを一番に、みんなで協力して素敵な謝恩会を作り上げてくださいね。