OPP袋ってどんな袋? 特徴や用途、CPPとの違いを徹底解説!


オンラインストアでの商品発送や、フリマアプリでの梱包、イベントでのノベルティ配布など、日常生活やビジネスシーンでよく目にする透明な袋。「これって、何ていう素材なんだろう?」と思ったことはありませんか? 実は、その多くが「OPP袋」なんです。

OPP袋は、その透明度の高さや使いやすさから様々な場面で活用されていますが、「結局どんな特徴があるの?」「他の透明な袋と何が違うの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

この記事では、OPP袋の基本的な特徴や幅広い用途、そしてよく似た素材であるCPP袋との違いについて、わかりやすく解説します。OPP袋の魅力と使い分けのポイントを押さえて、あなたの梱包やラッピングに役立ててくださいね!

OPP袋とは? その特徴とメリット

OPP袋の「OPP」とは、「Oriented Polypropylene(二軸延伸ポリプロピレン)」の略称です。ポリプロピレンという素材を縦と横の二方向に引き伸ばして作られることで、特徴的な性質を持ちます。

OPP袋の主な特徴

  • 高い透明度と光沢: 中身が非常にきれいに見えるため、商品の見栄えを良くします。

  • パリッとした手触り: シャリシャリとした独特の手触りで、シワになりにくい性質があります。

  • 防湿性・防水性: 湿気や水から中身を守るため、食品や衣料品などの包装に適しています。

  • 引張強度が高い: 薄くても引っ張る力に対しては比較的丈夫です。

  • 引っ張ると伸びにくい: 一度伸びると元に戻りにくいため、内容物をしっかりと固定できます。

  • 熱に弱い: 高温で変形しやすいため、熱溶着には不向きな場合があります。

  • 低温に弱い: 低温環境では硬くなり、衝撃で破れやすくなることがあります。

OPP袋のメリット

上記の特徴から、OPP袋には以下のようなメリットがあります。

  • 商品の見栄えが向上: 透明度が高いため、商品の色やデザインを損なわず、魅力的に見せることができます。

  • 中身を保護できる: 防湿性・防水性があるため、雨や湿気、ホコリなどから内容物を守ります。

  • コストパフォーマンスが良い: 比較的安価で大量生産が可能なため、経済的に利用できます。

  • 開封しやすい: シャリっとした手触りで、口を開きやすい利点があります。

  • 加工しやすい: OPPテープでの封留めや、印刷加工も容易です。

OPP袋の主な用途

その多様なメリットから、OPP袋は非常に幅広い分野で活用されています。

  • アパレル・雑貨: 衣類、アクセサリー、文房具、化粧品などの個包装。商品の清潔感を保ち、高級感を演出します。

  • 食品: クッキー、パン、キャンディなどのお菓子、乾燥食品の個包装や小分け。防湿性が高いため、食品の鮮度を保つのに役立ちます。

  • 書籍・CD/DVD: 本や雑誌、CD、DVDなどの保護フィルムとして。傷や汚れを防ぎ、新品の状態を保ちます。

  • DM・販促物: カタログ、チラシ、パンフレットなどのダイレクトメールの封入。透明なので中身が見え、開封率アップにも繋がります。

  • フリマアプリ・オークション: 中古品やハンドメイド品の梱包、発送時に。商品を保護し、購入者に良い印象を与えます。

  • 工場・製造業: 部品や製品の保管、小分け。ホコリや湿気から保護します。

  • 展示会・イベント: ノベルティグッズや配布物の袋詰め。

迷いやすい! OPP袋とCPP袋の違いとは?

OPP袋と並んでよく耳にするのが「CPP袋」です。どちらもポリプロピレンを主原料とした透明な袋ですが、製法が異なるため、それぞれ違った特徴を持っています。CPPは「Cast Polypropylene(無延伸ポリプロピレン)」の略称です。

特徴

OPP袋(二軸延伸ポリプロピレン)

CPP袋(無延伸ポリプロピレン)

透明度

高い(パリッとした透明感)

OPPよりやや低いが、透明度は十分高い

光沢

高い

やや低い

手触り

パリッ、シャリシャリとした感触

柔らかく、しなやかな感触

引っ張り

引張強度が高いが、伸びにくい

引っ張ると伸びやすい

引き裂き

引っかき傷などに弱い(切れやすい)

引っかき傷に比較的強い(破れにくい)

耐熱性

低い(熱溶着に不向きな場合がある)

高い(熱溶着に適している)

価格

比較的安価

OPPよりやや高価な場合がある

主な用途

個包装、DM封入、商品の見栄え重視

漬物、レトルト食品、パンなど(熱溶着が必要な場合)、雑貨

CPP袋の主な用途

  • 食品包装: レトルト食品、冷凍食品、漬物など。熱溶着が可能で、内容物に適度な柔軟性を持たせたい場合に有利です。

  • パン・菓子パン: 焼きたてのパンなどを入れる袋として。OPPよりも柔軟性があり、パンの形にフィットしやすいです。

  • アパレル: Tシャツなど、柔らかく包みたい衣類。

  • 重量物: ある程度の重さがあり、引っ張り強度よりも引き裂き強度が必要なもの。

まとめ:用途に合わせた袋選びで、商品の魅力を最大限に!

OPP袋は、その高い透明度、防湿性、そしてコストパフォーマンスの良さから、商品の見栄えを良くし、保護する上で非常に優れた素材です。特に、個包装やDMの封入など、内容物をクリアに見せたい場合に最適です。

一方、CPP袋はOPP袋にはない「しなやかさ」と「熱溶着性」が強みで、食品包装など特定の用途で力を発揮します。

それぞれの袋の特性を理解し、包みたいものの種類や用途に合わせて適切な素材を選ぶことで、商品の魅力を最大限に引き出し、より良い梱包やラッピングを実現できます。

今日からあなたも、OPP袋とCPP袋を賢く使い分けて、ワンランク上のパッケージングを目指してみませんか?

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