株主総会議事録のひな形はどこにある?法務局への提出方法も解説
「株主総会議事録を作成しなくちゃいけないけど、ひな形ってどこで手に入るの?」
「法務局に提出する書類だから、書き方が難しそう…」
会社の株主総会を開催したり、役員変更などの登記手続きを行う際に、株主総会議事録は欠かせない書類です。しかし、初めて作成する方は、どのように書けばいいか迷ってしまいますよね。
この記事では、株主総会議事録のひな形の入手方法や、法務局に提出する際のポイントについて、わかりやすく解説します。
株主総会議事録のひな形は法務局のサイトで手に入る?
「法務局のサイトにひな形があるのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、残念ながら法務局の公式ウェブサイトには、株主総会議事録のひな形は用意されていません。
しかし、法務局のサイトでは、登記の種類ごとに「記載例」が公開されています。
法務局のウェブサイトにある「商業・法人登記」のページ
登記の種類(例:役員変更、本店移転など)を選択
申請書や添付書類の「記載例」を確認
この記載例は、株主総会議事録の書き方の参考になります。ただし、あくまで「記載例」なので、会社の状況に合わせて適宜変更して使用する必要があります。
ネットで探せる!無料で使える「株主総会議事録」のひな形
株主総会議事録のひな形は、インターネット上で探すと、たくさんのテンプレートが見つかります。
WordやExcel形式でダウンロードできるもの
定時株主総会用、臨時株主総会用、一人株主総会用など、目的に応じたひな形
これらのひな形は、一から作成する手間が省けて非常に便利です。ただし、ダウンロードしたひな形をそのまま使うのではなく、会社の状況や定款の内容に合わせて、以下の項目を必ず確認・修正しましょう。
開催日時、場所
株主総会の種類(定時か臨時か)
出席株主数、議決権数
決議事項の内容
法務局に提出する際に知っておきたいポイント
株主総会議事録は、登記手続きに必要な添付書類の一つです。法務局に提出する際は、以下のポイントに注意しましょう。
株主の署名または記名押印:議事録の最後に、議事録作成者だけでなく、出席した株主の署名や記名押印が必要な場合があります。定款の規定を確認しましょう。
記載事項の確認:株主総会議事録には、議事録作成者の名前、議事の内容、議決権数など、会社法で定められた記載事項をすべて含める必要があります。
原本の提出:法務局には、通常、原本を提出します。
まとめ:ひな形をうまく活用して、正確な議事録を作成しよう
株主総会議事録のひな形は、法務局の記載例を参考にしたり、インターネット上でダウンロードしたりすることで簡単に入手できます。
株主総会の内容や、これから行う登記手続きに合わせて、適切なひな形を選び、正確な議事録を作成しましょう。
もし株主総会議事録の作成や登記手続きに不安がある場合は、専門家である司法書士に相談してみるのも一つの手です。